精神科看護「まごころ草とばいきん草」

精神科看護「まごころ草とばいきん草」

精神科看護に関する自分なりの覚書

2016-01-01から1年間の記事一覧

森田ゆり しつけと体罰 、 ドメスティック・バイオレンス 感想

しつけと体罰―子どもの内なる力を育てる道すじ 作者: 森田ゆり 出版社/メーカー: 童話館出版 発売日: 2003/04 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (5件) を見る ドメスティック・バイオレンス―愛が暴力に変わるとき (小学館文…

子どもの権利について

前回の記事は、子どもを守るために、という視点で親が知っておくべき義務や知識、情報リテラシーということでしたが 今回の記事は子どもの権利についてです。今、森田ゆり氏の著書を知り合いから推薦してもらい読んでいます。 また読了後感想を述べようと思…

各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと 感想

各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと作者: 宋美玄,姜昌勲,NATROM,森戸やすみ,堀成美,Dr.Koala,猪熊弘子,成田崇信,畝山智香子,松本俊彦,内田良,原田実,菊池誠出版社/メーカー: 株式会社メタモル出版発売日: 2016/07/25メディア: 単…

看護研究のテーマなににしよう

もう1ヶ月経ってるんですか。驚きました。 今回はただの呟きです。 来年度になるとおそらく看護研究が始まると思うのですが、今先取りで研究テーマを何にしようか、って考えています。 近頃の病棟では身体的暴力や、セクシャルハラスメント、パワーハラスメ…

WRAPを始める! 感想

買ってすぐに読み終えてはいました。そのあとすぐ自分のWRAP作成に取り組んでて、感想を書くのを忘れてました。 WRAP自体については、以前簡単にですが記事にしましたので省略します。 http://sakatie.hatenablog.com/entries/2016/09/29 WRAPを始める!―精神…

健常者のスペクトラム

アスペルガー症候群や広汎性発達障害が自閉症スペクトラム(ASD)に統合されて久しいです。これ、単に精神疾患に限らず、スペクトラムは存在するように感じます。 例えば、ついうっかりとしたミスや見落としは人は誰でもすると思います。病的な程の繰り返し…

栗原類 発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由 感想

楽しみにしていた本が発売されました。 タイトル通り、栗原類氏が語る発達障害の本です。 発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由 作者: 栗原類 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/10/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る …

WRAP体験クラスに参加しました

9月に当院にて、WRAP体験クラスが開かれました。 「WRAPってなに?・・・そういえば、精神科看護の雑誌に連載があったな。増川ねてるさんって人が連載してたような・・・。」くらいの、前知識もなく、大変ふわふわした気持ちで参加しました。 参加した理由も…

ユマニチュード入門 本田美和子ほか 感想

ユマニチュード入門 作者: 本田美和子,ロゼットマレスコッティ,イヴジネスト 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2014/06/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る 読み終えましたので、備忘録的に感想を記載します。 以前の記事にもある程度…

武井麻子 感情と看護 感想

感情と看護―人とのかかわりを職業とすることの意味 (シリーズ ケアをひらく) 作者: 武井麻子 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2001/03/01 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (13件) を見る やっと読み終えました。読む時間…

認知症合併の精神疾患患者さんとユマニチュード

受け持ち患者さんに、認知症を合併した患者さんがいます。 高齢で難聴もあり、幻聴もあり、性格は頑固で、なかなか対応困難な事例だなと感じていました。配薬をすると、口に含んで吐き出したり、コップの水をスタッフにかけたり。なかなか大変でした。 正直…

全然書けてませんね

まとまってブログを書く時間がほしいのですが、なかなか・・取れませんね。 今日も備忘録みたいなこと書きます。現在2つ課題を抱えてまして、 一つは【感情と看護】について。 もう一つは【職場の人間関係・ストレス発散方法】について。【感情と看護】 武井…

最近思うこと

時間がなくて記事をかけないので、 最近感じてることをメモしておきます また時間ができたら調べたり、まとめたりできればなあ。【若年精神障害者の社会性スキル、対人技術】 対人関係で発症することが多い印象です。 SSTとかもうちょっときちんと勉強したい…

精神科領域にある法と人権について5

2001年(平成13年) 大阪教育大付属池田小事件が発生しました。 犯人には精神科病院に入院していた歴があり、責任能力の問題が注目されました。 2度の精神鑑定で人格障害と判定され、責任能力を認める結果となり、死刑判決を受けました。犯人は前科の…

精神科領域にある法と人権について4

1987年(昭和62年)の精神保健法は、 「人権擁護と社会復帰の促進を主眼とした法改正」となっており、87年経ってはじめて精神疾患のある人の人権について提言されるようになりました。 ・本人の同意にもとづく任意入院制度の創設(ここで初めて法定…

精神科領域にある法と人権について3

1964年(昭和39年) ライシャワー事件が発生しました。 ライシャワーさんは米国の駐日大使で、生まれて16歳まで日本で過ごしており、その後アメリカ国籍を選択された方で、日本のことを一定以上理解し、尽くしてきた方でした。 その方が19歳の統合…

精神科領域にある法と人権について2

精神病院法によって徐々に病床数は増え、2万5千床まで増加しましたが、第2次世界大戦により4千床まで病床数は減少してしまいました。単に病床数を増やすだけでなんの意味があるんだ、というようなのが今の考えですが、当時は統合失調症などの精神疾患に…

精神科領域にある法と人権について1

精神看護と言うのはなんだかややこしく、身体科と違って患者さん・利用者さんだけを考えているわけではないようです。 家族のことはもちろん考えています。それだけではなく、治安や地域の安全といった、公衆衛生的な考え方も取り入れられ考えられています。…

アサーションについて

アサーションとは、超ざっくりと要約すると「自分もOK 相手もOK」となるようなコミュニケーションと習いました。私自身、アサーションについて全然わかってませんので、この記事は今の私の知識を整理する、くらいなスタンスでいきます。 いろいろ調べてわか…

医療安全について3

医療事故の要因は、財団法人日本医療機能評価機構医療事故防止事業部よりざっくりデータを引っ張ってくると、確認を怠った15.2% 観察を怠った14.9% 判断を誤った14.3%と、55.1%が確認や観察不足であり、 技術的な要因による医療事故は10%前後です。 その他35…

医療安全について2

初心者と熟練者のエラーの違いは、下記の通りです。・初心者 知覚したことの何が大事かの取捨選択が下手 円滑な想起ができない 予測の幅が狭い 不要なことをしないことが下手 割り込みがあると全体が乱れてしまう・熟練者 仕事の内容をよく知っている→憶測に…

医療安全について1

一般に、医療に対する期待は大きく、「医療は安全に決まっている」「病気は必ず治せる」「命を永らえさせてくれる」と思われています。 ルート確保を一発で決めなければ、「何度も刺しやがって」などという思いが自然と起きがちです。しかしながら、医療現場…

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