精神科看護「まごころ草とばいきん草」

精神科看護「まごころ草とばいきん草」

精神科看護に関する自分なりの覚書

精神科領域にある法と人権について4

1987年(昭和62年)の精神保健法は、 「人権擁護と社会復帰の促進を主眼とした法改正」となっており、87年経ってはじめて精神疾患のある人の人権について提言されるようになりました。 ・本人の同意にもとづく任意入院制度の創設(ここで初めて法定…

精神科領域にある法と人権について3

1964年(昭和39年) ライシャワー事件が発生しました。 ライシャワーさんは米国の駐日大使で、生まれて16歳まで日本で過ごしており、その後アメリカ国籍を選択された方で、日本のことを一定以上理解し、尽くしてきた方でした。 その方が19歳の統合…

精神科領域にある法と人権について2

精神病院法によって徐々に病床数は増え、2万5千床まで増加しましたが、第2次世界大戦により4千床まで病床数は減少してしまいました。単に病床数を増やすだけでなんの意味があるんだ、というようなのが今の考えですが、当時は統合失調症などの精神疾患に…

精神科領域にある法と人権について1

精神看護と言うのはなんだかややこしく、身体科と違って患者さん・利用者さんだけを考えているわけではないようです。 家族のことはもちろん考えています。それだけではなく、治安や地域の安全といった、公衆衛生的な考え方も取り入れられ考えられています。…

アサーションについて

アサーションとは、超ざっくりと要約すると「自分もOK 相手もOK」となるようなコミュニケーションと習いました。私自身、アサーションについて全然わかってませんので、この記事は今の私の知識を整理する、くらいなスタンスでいきます。 いろいろ調べてわか…

医療安全について3

医療事故の要因は、財団法人日本医療機能評価機構医療事故防止事業部よりざっくりデータを引っ張ってくると、確認を怠った15.2% 観察を怠った14.9% 判断を誤った14.3%と、55.1%が確認や観察不足であり、 技術的な要因による医療事故は10%前後です。 その他35…

医療安全について2

初心者と熟練者のエラーの違いは、下記の通りです。・初心者 知覚したことの何が大事かの取捨選択が下手 円滑な想起ができない 予測の幅が狭い 不要なことをしないことが下手 割り込みがあると全体が乱れてしまう・熟練者 仕事の内容をよく知っている→憶測に…

医療安全について1

一般に、医療に対する期待は大きく、「医療は安全に決まっている」「病気は必ず治せる」「命を永らえさせてくれる」と思われています。 ルート確保を一発で決めなければ、「何度も刺しやがって」などという思いが自然と起きがちです。しかしながら、医療現場…

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